東京近郊で、木組みと土壁の家づくりを実践しています。

2010年08月21日

現場見学会

 横浜市内で進めている新築住宅の現場見学会を本日開き、家づくりを考えてい家族や大工さんなどに、架構と竹小舞の状態を見ていただいた。使用部材の太さ、加工の丁寧さ、竹小舞の気持ちよさなど、驚きと安心と満足をもって、時間を共有できた。当事務所にとっては初めての試みであったが、伝統的な木組や竹小舞土壁の家が一つでも増えていけばいいので、開いてよかったと感じている。

大関邸竹小舞0821.jpg


50代の男性の言葉。
「徳島の山奥で育ったが、自分達の家の壁は両親が小舞を掻き土を付けて作ったと聞いている。壁つくりで困ったら、いつでも呼んでくれ。そのへんの左官屋さんより働くから、と今でも母親が言っている。」
こうゆう元気なお年寄り、結構多いのかもしれない。始まったら是非とも現場によってほしい。

40代の男性の質問。
「壁の外側に梁が出ていたり、軒天に板が張られていますが、法的に大丈夫なのでしょうか。」
準防火地域内でも、真壁や化粧軒裏の家づくりができることを丁寧に説明したが、土壁や厚板の防火性能について、一般にはまだまだ認知されていないようだ。広報活動も大事な仕事だ。

新潟から新幹線できた大工さん。
「うちの方は竹がないので、葦で小舞を掻いて土を付けている。丁寧な仕事で見ていて気持ちがいい。」
土壁は現在でも地方色が残っているし、今後も地域にあったやり方を続けられるようにすることが必要だ。法律で仕様を決める際には、ぜひとも巾を持たせた議論を行ってほしい。

 今回の現場公開を許可してくれた建て主、遠い所から見に来てくれた方々、小舞掻きを続けながら応対してくれた左官の吉田さん、ありがとうございました。
posted by 高橋昌巳 at 20:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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